2026年8月5日。
ついに『Arcane Abyss』のSteamストアページを公開しました。
ストアページが公開された瞬間だけを見れば、やったことは「Steamにゲームのページを出した」というだけなのかもしれません。
ですが、自分にとってはここまで来るのに約3年かかりました。
今回は開発者コラムの第1回として、『Arcane Abyss』がSteamに並ぶまでの話を書いてみようと思います。
すべての始まりは、2023年の冬
自分が初めてゲーム開発に触れたのは、2023年の冬ごろでした。
それまでゲームは当然遊ぶ側。
「こんなゲームがあったら面白いのに」と考えることはあっても、自分でゲームを作るということは、かなり遠い世界の話でした。
プログラミングもゲーム開発も、ほとんど知識がないところからのスタートです。
Unityを触ってみても、最初は何をしているのかすらよく分からない。
オブジェクトを置く。
画面に表示する。
クリックしたら何かが起きる。
今なら当たり前に感じることでも、当時は一つ動くだけで大きな進歩でした。
それでも少しずつ、
「これなら自分でもゲームを作れるかもしれない」
と思うようになっていきました。
2024年7月25日、初めてゲームを世に出した
そして2024年7月25日。
Xでゲームを制作していることを初めて公表しました。
もちろん、この時点では現在の『Arcane Abyss』とはかなり違います。
ゲームシステムも、画面も、演出も、何度も作り直してきました。
「これで面白いのか?」
「もっと良い方法があるんじゃないか?」
そう考えて変更したものが、さらに数か月後にはまた変わっている。
そんなことを何度も繰り返しました。
個人開発では、自分が企画者であり、ゲームデザイナーであり、ディレクターでもあります。
自由に何でも決められる一方で、
何が正解なのかを決めてくれる人もいません。
これは思っていた以上に難しいことでした。
作っては壊し、また作る
『Arcane Abyss』は現在、
「配置戦術 × デッキ構築 × ターン制ローグライト」
という形になっています。
ですが、最初からこの形が完成していたわけではありません。
カードの仕組み。
武器を投げる仕組み。
敵の移動。
盤面。
命中。
属性。
状態異常。
武器ごとの特徴。
戦闘のテンポ。
UI。
エフェクト。
一つ追加すると、別の部分に問題が出る。
面白そうなシステムを作ってみても、実際に遊んでみると全然面白くない。
そんなことも何度もありました。
せっかく時間をかけて作ったシステムを削除したこともあります。
大きく作り直したこともあります。
それでも、
「自分が本当に遊びたいゲームにしたい」
という部分だけは変わりませんでした。
「完成させる」ということ
ゲーム開発を始めたころは、ゲームはアイデアさえあれば作れると思っていた部分もありました。
実際には、その先の方が圧倒的に長い。
アイデアを考える。
実装する。
遊ぶ。
問題を見つける。
直す。
また遊ぶ。
もっと問題が見つかる。
そしてまた直す。
ゲーム制作は、この繰り返しでした。
特に個人開発では、
「新しいものを作る楽しさ」
だけでは最後まで進めません。
地味な調整や修正を何度も積み重ねて、ようやく一本のゲームになっていきます。
だから今回Steamのストアページを公開できたことは、自分にとってかなり大きな節目でした。
そして、Steamへ
2026年8月5日。
『Arcane Abyss』のSteamストアページを公開しました。
2023年の冬、Unityを触り始めたころには、自分のゲームがSteamのストアに実際に並んでいる光景は想像できませんでした。
もちろん、ストアページを公開したからといって開発が終わったわけではありません。
むしろここからです。
もっと戦闘を面白くしたい。
もっと演出を気持ちよくしたい。
もっとゲームの世界を作り込みたい。
改善したいところは、まだいくらでもあります。
でも少なくとも、
「ゲームを作ってみたい」と思っていた段階から、「自分のゲームをSteamで発売する」というところまで、本当に歩いてくることができました。
これは一つ、自分の中で残しておきたい出来事でした。
次は、「発売」へ
Steamストア公開はゴールではありません。
次の目標は、『Arcane Abyss』をきちんと完成させ、発売することです。
まだ作るものもあります。
直すものもあります。
おそらくこれからも、
「この仕様、やっぱり変えよう」
ということを何度もやると思います。
それでも、少しずつ完成に近づけていきます。
この開発者コラムでは今後、
ゲームシステムをどう考えているのか。
なぜ現在の仕様になったのか。
開発中に失敗したこと。
個人でゲームを作っていて感じたこと。
そういった、ストアページだけでは伝わらない『Arcane Abyss』の開発について書いていく予定です。
『Arcane Abyss』が完成するまでの過程も含めて、見てもらえればと思います。
これからも開発を続けていきます。
Steam公開は、ようやく辿り着いた最初の大きな節目。
そしてここから、発売に向けた次の挑戦が始まります。
← DEVELOPER'S COLUMN
読み込み中…